2020年、世界中でCOVID-19が猛威を振るい、各国が活動停滞の最中、私達JHCPOは、アッラーの導きにより、多くのムスリムが訪れていた富士山麓、河口湖の湖畔で礼拝所を開くことができる機会を得ることができました。
富士河口湖町は日本でも有数の観光地の1つ。COVID-19パンデミック前の2019年までには多くのムスリムが訪れていました。その際、礼拝場所がない・ハラールな食事の出来るところがない等、ムスリムからこの地にモスクを渇望する声がありました。
各国から寄せられるご要望と、近隣にお住いのムスリムから寄せられるご要望にお応えするべく、プロジェクトをスタートさせました。
私達JHCPOは(日本・マレーシア・インドネシア・パキスタン・シリア、他)多国籍ムスリムの所属するイスラム支援活動団体です。
この特性を活かし、国籍に関わらず世界各国の多くのムスリムが訪れることが出来るモスク、また、このモスクを通じて日本へ正しいイスラムの認知啓蒙を促進し、イスラム文化と日本文化の融合、より良い世界・平和に満ちた世界のため「One Islam」を目指します。
2020年03月06日 Fujikawaguchiko Masjid project committee 発足
2020年04月07日 臨時役員会 役員及び規約等の確認
2020年08月03日 前カプセルホテル施設の改装スタート。カプセルホテルの内装設備を全撤去。
2020年08月07日 インドネシア、日本人ムスリムを中心とするボランティアの方々の支援を受けて、
COVID-19対策のため、天井・壁に漆喰を塗布。
(日本プラスターの奥山社長及び社員の方々のDIY指導を受け漆喰塗布作業)
2020年08月27日 ヌサンタラ秋葉原有志による床下カーペット敷作業を開始。
2020年10月04日 ミフラーブ完成。
(インドネシア研修生を中心とするボランティアの皆様のご協力により内装完成。)
2020年11月08日 グランドオープン前記念式典を開催。
2020年11月15日 グランドオープン。
ムスリム及び日本人ボランティアと一緒にプロジェクト発足からおよそ8ヶ月で200名の収容が可能な礼拝所が開設しました。皆で作るマスジドとして、協力しながらコツコツ少しづつ作り上げていきました。
11月8日のプレオープン式典には、日本全国より大型バス4台、遠方より公共機関を使い総勢380名のムスリムの方々及び日本人関係者の方々にご参加いただきました。
また、インドネシアの皆様よりタンペン(お祝い時などに食される伝統的なイエローライス)のご提供、さらに、インドネシアとも深い繋がりのある沼津漁港の鈴木海運(株) 鈴木信一会長と三光マーケティングフーズ(株)代表 長澤成博氏により、400食のハラール和膳弁当をご提供いただきました。
これからウドゥや女性礼拝スペース、水回り整備等、まだまだ改善しなければならないところはありますが、多くのムスリムからの要望により周辺整備は後回しにし、先行して礼拝だけできるようにしました。
ここ富士河口湖町でのモスク及びハラールキッチン開設にあたり、機会を与えてくれたアッラーとご協力ご支援頂いた皆様にも感謝するとともに、これからもご支援頂きますようよろしくお願い申し上げます。
【支援機関及び企業】
・山梨県・一般社団法人富士河口湖町観光連盟 ・相模原商工会議所 (株)SMM企画
・一般社団法人ハラル・ジャパン・明治大学 紫空会・日本プラスター(株)
・鈴木海運(株)・(株)三光マーケティングフーズ・(株)TS・日本ラハム(株)
【協力団体】
・サウジアラビア政府 ムスリム世界連盟
・インドネシア大使館・マレーシア大使館・マスジドヌサンタラ秋葉原・インドシア研修生団体